一定期間更新がないため広告を表示しています

昔、中学3年で
非常に器械体操が得意で
体操教室とか通ってるわけでなく
県大会に出るほどの実力で
私立高校から誘いが来てた人がいて
彼は言うのだ
人がやってるのを見て
やってみるとできちゃうんだ、と

僕には鮮明に焼き付いてる小学校の記憶がある
みなさんは、どのようにして泳げるようになったんだろう
家族などで海やプールに行く機会もなく
小学校に入学して1年生の水泳の授業
泳げない人も多分多くいたのだと思うけど
一斉にプールサイドにつかまり、顔を水につけてバタ足
はーい、そのまま、手を離してー
ブクブクブク、バタバタバタ、
僕は溺れていく
ビート板抱えてバタ足
はーい、次は、ビート板なしで
ブクブクブク、バタバタバタ、
僕は溺れていく

2年生になっても3年生になっても…
ところが周囲はどんどん泳げるようになっていく
不思議だった

そのまま5年生になった
クラスで泳げないのは僕だけになった
さすがに恥ずかしいし
馬鹿にされて悲惨

僕の通ってた小学校では毎年
夏休みに自由参加の水泳講習をしていて
能力別に時間割が組んであって
その中の全く泳げない最低ランクの時間に
勇気を出して行ってみることにした

周囲は1年生と2年生ばかり10人ほど
その中に一人5年生
担当の先生はみんなを水深の一番浅いところに連れて行って言う
はい、そのまま、体育座りして
水中でプールの底に尻をつけ足を抱える

これ読んでるほとんどの人がわかると思うけど
そうすると尻が水面に出るように浮くのだ
あとは手足を静かに伸ばすだけ
腕で水を掻けば進む
「あ、こういうことだったのか」

アホみたいに一瞬だった
これまでの5年間はいったい何だったんだ
と思った
なぜこれをこれまでの誰も言ってくれなかったのかと
何がプールサイドにつかまって足をバタバタだ
何がビート板抱えて足をバタバタだ
あれって「そもそも泳げる」から
あれで他の人はよかったんだと

もちろん
持って生まれた運動能力の差はあるので
浮けて進めたからといって
メキメキ、タイムが伸び、ってことはなく
5メートルも進むと足をつき、の繰り返しで
結局いつまでもビリなんだけど
それでも「浮きさえもしない」
からは脱することができた

そういうことって、水泳、体育に限らず
どんなことでもあるんだろうと思う
1から50や100になるにはその人の個性として無理でも
0が1になる
できない人のできない人なりのできるきっかけって
関連する記事